DAY1: セッション3
デザイニング・エモーショナル・インタラクション
by 株式会社アクシス / 多摩美術大学情報デザイン学科教授 宮崎光弘
AXIS
・ショップ:レジの中からユーザーを観察できるという、場所を持つことの良さ
・雑誌:書籍と違ってリニアにではなくランダムにアクセスされ、そこで心をつかむ必要があるという点でWebとの共通点
・フォント:声質のようなもの。同じことを言っても声のトーン次第で伝わり方が違う。料理においての水と同じ、ベーシックなもののデザインが大事。文字にこだわっているという意識。
Andree Putman:
モノではなく起こるコトをデザインする。
Rue de Bacの例:椅子自体ではなく、運ぶコトのエレガンスさをデザイン。
ゴッドリーブ・エリエル・サーリネン:
より大きな背景を意識してデザインしよう。
椅子<部屋<家<街<都市計画 みたいな。
Charles Eamesにも影響を与えた。Powers of Ten。
モリサワのコーポレートサイト:
縦書きのメニューはオルセー美術館のサイン計画にinspireされている。
フォントパークの細部に渡る配慮。触ってみたくなる、直感的に分かる。
AXISが考えるinteraction
人、モノ、コト、環境 の相互作用で起こること。
GUIからEUI(Emotional User Interface)へ
カンタン(Simple)、キレイ(Aesthetics)、キモチいい(Emotional)を実現する要素
- Information Structure
- Graphic Element
- Enhancement(音、モーション、光など)
chibirashka感想
・やっぱりリアルな場所(ショップ)を持っているというのは強い!
・より大きな背景を意識してデザインするということ、つまり背後にあることまで含めた本質を見極めることが重要。Pace Layeringという時間経過による変化の概念と同時に、Powers of Tenの感覚。Charles & Ray Eamesの映像作品集を見たばかりだけに、ダイレクトに入ってくる。
・ビジネス視点とか仕事との関係で考えることが多いけど、そんなもん抜きにしてやっぱりデザインって純粋に素敵!
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