やけにベタなテーマですけど。。。
私のこれまでの本心は、
「男女の友情は成り立つ」と信じたいけど、でもなんだかんだ言っても、結局は根底に恋愛的な駆け引き(便宜上「不純な動機」と呼びますが)が存在していて、いくら「仲良し」と言ったところで、そういう不純な動機しか求心力になり得ないだろう、
というもの。
男女の友情というのは、あくまでその不純な動機を抱える余地がある関係性の中において成立するということであって、彼氏彼女がいてもいいけど、そもそも独身状態である状態でしか生まれないのではないか、とひそやかに思っていた。
逆に言えば、不純な動機を持ったらまずい条件、つまり婚姻関係にある場合(かつ、一般的なモラルの範囲にいる場合)には、求心力がないので、男女の友情は成立しないのではないかと・・・。
つまり下記想定パターンのうち、男女の友情が成立する可能性があるのは1と2。
1. 結婚してないので、不純な動機を持ちうる
2. 結婚してないけど、不純な動機を持ち得ない
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3. 結婚してるけど、不純な動機がある
4. 結婚してるので、不純な動機はない
実際、今までの自分の経験で考えてもそうなんじゃないだろうか、と思う。
これまでで男友達、その中でも、ちょっとメールやり取りする、とか、ちょっとご飯食べにいく、とかじゃなく、ほんとに何でも話せるくらいの友達、もっといえば、まぁ、多分一緒にお風呂とか入っても、別にどうとも思わないっていうくらいの友達というと、思い当たるのが1-2人(もいるか?って感じだけど)。
私が彼らと、恋愛関係みたいにならずに友達をやっていられた理由は、やっぱり上記4分類のうち1か2。
状況としては、
1. 結婚していなかったので、不純な動機を持ちうる
であり、気持ち的には
全然、恋愛対象としてOKで、付き合おうと思えば付き合える
けど、条件としては
たまたま常にお互いパートナーがいて、そういうタイミングや対象ではなかった
というパターンか
状況としては、
2. 結婚していなかったけど、不純な動機を持ち得ない
であり、気持ち的には
友達になるまでの過程では、疑似恋愛チックな感情はある
けど、条件としては
明らかにお互いが、それぞれの異性の好みと一致しない(生理的に無理、とまでは言わないが、まぁそれに近い)
というもの。
3. 結婚してるけど、不純な動機がある
という状況では、危うい関係を正当化するための言い訳であったり、不純な動機を持つどちらか一方が、気を引くための手段として耳障りのいい「男女の友情」という言葉を持ち出して振りかざすのではないかと思われ。でも、これは、言っちゃえば不倫になるので、社会的制裁と言うリスクが高いし、一般的には無理。
4. 結婚してるので、不純な動機はない
については、「男女の友情が、不純な動機を持つ余地のある中で、不純な動機の上に成り立っている」という仮説からすると、全く求心力がないので、やっぱり成立しない。
とまぁ、そうなんだけど、
「男女の友情が、不純な動機の上に成り立っている」と、私が思ってしまうのは、過去の経験的なところが大きいことはあるものの、そもそも私の人間としての出来がよくないからなんだろうなーと最近思った。「好き」であるということを、恋愛的な「好き」としか変換できない、あるいはそう処理しないと、それがなんであるのか理解できない、というようなチープさしか持っていなかったのかも!みたいな。
恋愛沙汰チックなことを抜きにして、それでもなお、そばにいてくれて、その上、それが辛い気持ちを繕いながら全然平気だよ、と見せかけているわけではないという、恋愛じゃない、疑似恋愛でもない、家族愛とも違う、人類愛というのもなんとなくしっくりとはこない、何かもっと超越した在り方というのは存在する。
なんかそういうのを昨日の夜初めて知った。
そして、「家族」「夫婦」「友達」みたいな、社会的にも安定した単位で得られるのとは全然違うレベルの安心感を得られるということは、もうそれ自体が、すごくミラクルで、史上最強!と思った。
この年で、このタイミングで、しかもスピリチュアルとかではもちろんなく、自己啓発なんちゃらでもない、ごく普通の現実世界(むしろ、仕事的日常生活)で、そんな出会いと発見があるとは、全くの驚き。
でも、この感覚はおそらく、本当の意味では誰にも理解してもらえないであろう、ということも想像できて、そこがちょっと悲しい。
って、ちょっとセンチメンタルかしら・・・多分、それはこの雨のせいってことで・・・
もうこれは欠陥と言ってもいいのですが、私は恋愛の駆け引きというのがドラマとか、活字で見受けられるものでしか思い浮かばず、かつドラマも恋愛系の活字のナニガシも好きではないので、もう想像すら皆無に近いのです。
そもそも私にとって「不純な動機」の意味するところが文字通り不純な意味合いなので、ええまあ。
という奴がチビさんの男女間の友情についての記事にコメントする資格は(視点を合わせるという観点で)無いのですけど、まあ男友達は居るっすよ。
こんな私かて特定の異性との関係を「男女間の友情」にフォーカスを合わせて考えたら途端に気むずかしくなるのだろうけど、世の中に「茶飲み友達」的感覚があるのは知ってまして、ね、現にまあ楽しく喋れるしな。いずれ年寄りになればそういうのも落ち着いて「睦まじさ」くらいが芽生えるだろうしな(な、って、誰に言い聞かせてんねん)。
ともかく、いい出会いがあってよかったね。
そういえば男女間の友情について男性が自ら口を開いたのを見たことがない。
投稿情報: withoutsugar | 2008/05/10 10:52
あ、私もそういうのがいいと思いますねー。
お茶飲み友達で、年寄りになっても、まぁ縁側でお茶でも飲んで・・・みたいな。あー、カモン!隠居生活!(謎)
男女間の友情は、男性と女性で見方違いますかね?
んー、いずれ誰かに聞いてみるかな・・・
投稿情報: chibirashka | 2008/05/10 23:26