第18回WebSig会議に行ってきました。
『ビジネスに繋げるアクセス解析マインド』
タイトル通りWebサイトのアクセス解析がテーマで、全体的な話、クライアント視点、制作者視点の3部構成で扱われた。
私が覚えておきたいと思ったのは、
・絶対値ではなく変化を捉える
・KPIよりKGI
・やっぱり想像力
の3つ。大雑把にまとめると
■絶対値ではなく変化を捉える:
つい、「PV」「直帰率」「滞在時間」「UU」の突出した数字だけをピンポイントで見てしまいがちだけど、サイトごとに目的は違うわけなので「一般的」な数字なんて存在しない。だから絶対値で比較するとか、他と比べるなんてできない。流入数が少なくてもターゲットを獲得できていれば目的は達成できているわけなので、アクセス解析自体が目的になってしまうようなやり方はナンセンスだなと。むしろ、他の誰かと比較ではなく、自分のサイトにあった変化をつかめる数字を見つけることや、施策の前後の変化を追うことの方が意味がある。もっと俯瞰して全体的な傾向を見ないと意味がないということを改めて思った。財務や経営企画を専門としているうちの旦那さまと違って、私は本当に数字がチンプンカンプンなので、全く数字から読み取れない。でも、数字で読み取る必要はないとか、グラフで可視化して流れを捉えるとか、それをやるための便利な方法として近似曲線を引いたり、属性でまとめると良いとか、これはやってみよう!と思える具体的なティップスもあって、参考になった。
■KPIの前にKGI:
本来、KPIはKGI(Key Goal Indicator)があって初めて導き出される。最終目標が何なのかが分からないままでは、途中経過を計る指標として何を見たらいいかなんて分からない。
■やっぱり想像力:
「仮説」を立てた上で数字の意味を捉える。あくまで「仮説」なので間違っていてもいい。アクセス解析はあくまで施策を「評価」するためのものなので、何らかシナリオがないと評価基準にもならない。だから、その現象の裏に何があるのか、想像力をめいっぱい働かせてコンテキストを考える必要がある。
このあたりのキーワードにひっかかった理由としては、Web解析どうの、というよりも私自身の在り方(大げさだけど)もまさにそうだなーとか思ったから。
「いわゆる76世代なのに私って全然・・」と、つい周りをみて思ってしまったりするんだけど、そんなの、人によって体験してきたコトは全然違うし、当たり前だけど比べられないよなーと。大規模サイトの構築とかサイボーグ生活をしている人はたくさんいるだろうけど、そんな生活しながら、離婚調停と離婚裁判もやりきった人間もそうはいまい、とか思えばそもそも前提が違うから比べられないよねーとかさ。(え!?そんな薄い話?)
他人と比べてどうかというのはナンセンスなんだけど、自分の中で、何ができるようになったかとか、何を判断できるようになったか、とか目指しているところに近づいてるかそうでないかとか、やっぱり比べるべきは自分だけね。。みたいな。
「KPIよりKGI」もそうで、結局どこを目指したいの?というのがないと、そこに近づけているかどうかが検証できないなーと。今、私の中ではけっこうこれがいちばん課題かも。今の状況はすごい楽しいし満足なんだけど、私はこの先どこに向かっていくの?っていうのが見定まっていないなーって思う。何となく動き出している気はするんだけど、KGIが決まってないと、KPIも都合のいいようにぶれる気がして、ここはちゃんと考えたいなーと。
そして、なにより想像力!私は想像力が世の中で一番大事と思っている。全ての行動の根源、あらゆる活動の原動力は想像力と思っていて、想像力がなかったら、ただ毎日がただの出来事として過ぎてゆくのだろうなーと思う。それぞれの出来事や現象の裏に何があって、そこからどう広がるかをイメージ(とゆうか、ほとんどの場合は「妄想」)しながら、次を考えたり、反省してみたり、そういう引いたり寄ったりで、自分の柔軟性が高まるんじゃないかな。
全てはIn/Out。いや、カルマかも!?
自分へのアクセス、自分からのアクセス、そういう全てのもののうち、どういう基準で排除するもの、抽出して自分のものにしていくものを判断するのか。誰と接触してそこに何を求めるのか。自分の方向性があってるかどうかの途中経過はどうやって計るのか。どこまで想像して飛躍できるのか。
WebSigの使い方間違ってるような気がするけど、サイトアクセス解析と同時に、自分アクセス解析を考えてみた、そんな会でした(謎)
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